顕微鏡的多発動脈炎に合併した肺胞出血に対して体外式肺補助(ECLA)が有用であった1例
2000
症例は, 59歳女性.透析導入目的に当科入院したが,多量の血痰と呼吸困難を認あた.著明な低酸素血症のため,挿管,人工呼吸.メチルプレドニゾロン1g投与したが,低酸素の悪化を認め,体外式肺補助(ECLA)を開始した. P-ANCA 428EUと高値で,進行性の腎不全と肺胞出血から,顕微鏡的多発動脈炎と診断した. 7日でECLAを, 14日で人工呼吸器を離脱した.副腎皮質ステロイド剤が奏功するまでの治療としてECLAが有効と考えられた.
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