A resected case of hepatocellular carcinoma which developed during a follow-up of lupoid hepatitis.

1987 
ルポイド肝炎から進展した肝硬変と考えられる症例で,長期経過観察中AFPの上昇と各種画像診断より肝癌の合併を診断し,治癒切除し得た1例を報告する.症例は65歳女性で,輸血歴なし.昭和54年肝機能異常の精査を目的に当科に入院し,肝生検にて軽度のCAH,さらに翌年初期肝硬変と診断された.γ-グロブリン2.4g/dl,各種自己抗体陽性および肝組織像より自己免疫性肝炎と診断し,prednisoloneと6-MPを投与した.昭和58年の腹腔鏡では乙型肝硬変に進展していたが,さらにLE細胞陽性であり,ルポイド肝炎と考えられた.昭和60年4月頃よりAFPの上昇傾向を認め,各種画像診断より肝細胞癌と診断し,同年9月肝亜区域切除術(S3)を施行した.Stage II, TW (-)で治癒切除であった.腫瘍は直径1cmのEdmondson II型の肝細胞癌であった.現在まで再発等認めず,外来通院中である.
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