Natural seroconversion from HBe-Ag to antibody in chronic hepatitis B infection.

1984 
HBs抗原持続陽性供血者2,326名についてe抗体の増加率について検討したところ,女性では20歳代と30歳代では20.1%の増加率を示したが,男性では9.7%と低く,しかも25歳から36歳までほぼ一定の陽性率を示した.e抗原陽性者では男性は500名の内234名(46.8%)に肝機能異常を示したが女性は210名中61名(29%)であり,しかもその程度は軽度であった(p<0.001).従って女性は男性に比べ若年で軽度の肝機能障害のみで高率にe抗原からe抗体へのseroconversion (SC)を生じる可能性が示唆された.1年間のSC率はHBVキャリアーでは9.1%でありその内肝機能異常者は6.5%,正常者は1.3%であった.組織学的にはNSRH 17例,CPH 20例ではSCは1例も認められなかった.B型慢性活動性肝疾患51例では5例(9.8%)であった.e抗原からe抗体へのSCする際にS-GPTの200単位以上の上昇を11例中7例(63.6%)に認め,その多くはCAH(2A)であった.
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