SHAKE TABLE TESTS OF REINFORCED CONCRETE BRIDGE COLUMNS THAT RE-CENTER FOLLOWING EARTHQUAKES
2006
橋脚の変形性能を重視した最近の設計基準によるRC橋脚は,強震動による倒壊は免れるものの,地震後に大きな残留変形を生じ,その結果,橋梁としての機能を維持できず,災害救援・復旧活動に大きな支障を来す可能性が指摘されている.こうした2次被害を最小化することおよび橋脚自体の復旧性の向上を目指してRC橋脚の残留変形を低減できる構造を提案し,その地震応答特性を円形断面RC橋脚に対する振動台加震実験により評価した.この結果,アンボンドPC鋼棒を円形断面RC橋脚の断面中心に配置し,適切な緊張力を与えることで,最大応答変位,基部の損傷の程度は従来のRC構造と大差ないが,地震後の残留変位を大きく低減できることが明らかとなった.
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