FATIGUE PERFORMANCE OF BEAM-TO-COLUMN CONNECTIONS WITH BOX SECTIONS IN STEEL BRIDGE FRAME PIERS
2002
都市内高速道路の鋼製ラーメン橋脚隅角部で点検時に疲労き裂が発見され火急の対応が求められている. 本研究では箱型断面が直交する鋼製ラーメン橋脚隅角部の疲労特性を確認する目的で検討を行った. その結果, ラーメン橋脚隅角部はフランジ端部において応力集中が激しく, 特に隅角部の疲労設計にフレーム解析を用いる場合には十分な配慮が必要なことが明らかになった. また, 隅角部の板組み上溶接が極めて困難な部分が存在し, この部分が大きな欠陥として残り, この部分を起点として疲労き裂が進展するため, 疲労損傷を起こしやすい構造であり, 大幅に疲労強度が低くなっていることが確認された. 特に部分溶け込み溶接により製作した場合は確実に欠陥が残るため, 完全溶け込み溶接により製作する必要がある.
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