A case report of HBV carrier after superimposed acute hepatitis type B upon preexisted chronic non-A, non-B hepatitis.

1985 
非A非B型急性肝炎の発症後に慢性肝炎となり,その経過観察中にB型肝炎ウイルス(HBV)キャリアーとなったきわめてまれな症例を経験したので報告する.症例は31歳の男性で,非A非B型急性肝炎を発症し,3カ月の入院加療後もトランスアミナーゼの異常が続き,発症後1年7カ月の時点で腹腔鏡下肝生検を施行し,慢性活動性肝炎と診断された.その後もトランスアミナーゼの異常が続き,経過観察中にHBs抗原がRPHA法で5, 120倍以上と強陽性であることが発見され,過去の検査成績と保存血清のHBV関連抗原抗体系の検索により非A非B型肝炎発症後約2年近く経過した時点で一過性のB型肝炎に罹患しHBVキャリアー状態となっていることが確認された.
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