The outcome of partial hepatic resection for small liver cancer
1989
細小肝癌(small liver cancer)に対して肝部分切除(HrO)を施行した12例の予後と病理組織像を検討した.累積生存率は1生率100%,2生率75%,3生率64%であった.3年以内に死亡した5例のうち無再発肝不全死が3例を占め,癌の進行以上に肝障害(肝硬変症)の増悪が予後を左右していた.術後2年以内の再発は12例中2例であり,TW(+)の切除でも7例中1例であった.TW(+)は必ずしも再発の重要因子とはいえず,HrOといえども根治性が得られる場合も多いと考えられ,症例によっては切除量を少なくして術後の肝障害の増悪を防止することがより重要である.病理組織像でfc-inf(-),fc(-),v(-)例には再発はみられず,fc-inf(+),v(+)例で高率に再発がみられた.浸潤先進部の発育様式に注目すると非再発例がegを主体にしていたのに対して,再発例はigを主体にしていた.
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