Effects of fiber tablets on hyperlipidemia in patients with CAPD treatment

1994 
CAPD患者の高脂血症治療に対する食物繊維摂取増加の有用性を検討した. 対象は高脂血症に対する薬物治療を行っていない, 外来通院中のCAPD患者とした. 繊維製剤 (結晶セルロース5.0g, フラクトオリゴ糖1.3g/日) を3か月間内服させ, 内服前と内服後で血清生化学, 血清脂質, ビタミン濃度を測定した. その結果, 服用3か月後には血清中性脂肪の低下を認め, また, 総コレステロール/HDL-コレステロール比の低下をみた. 血清蛋白, 電解質, 尿素窒素には影響を与えず, 1,25(OH)2ビタミンD3, ビタミンB12の血清値にも影響を与えなかったが, 葉酸値のみ軽度の有意の低下を認めた. これらの結果から食物繊維の摂取増加は, CAPD患者の高脂血症に好影響を及ぼすことが示されたが, より長期での他の栄養素吸収に対しての影響を検討する必要があると考えられた.
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