A case of recurrent bacteremia in a patient undergoing hemodialysis due to autosomal dominant polycystic kidney disease

2009 
常染色体優性多発嚢胞腎(ADPKD)により血液透析導入した72歳女性が,感染巣が限定できない,前兆のない突然発症の敗血症を5年間で合計11回繰り返した.原因の1つとして,腎嚢胞内感染を疑われたが,画像診断や自覚症状からは原因となる嚢胞内の感染源を同定できなかったが,さらに繰り返したため両側腎臓摘出術を行った.その後も,半年間でさらに大腸菌起因の敗血症を2回繰り返した.原因はその他肝嚢胞内感染などが疑われたが確定診断を得ることができなかった.今後再発した場合には,嚢胞内感染の診断に有効といわれているMRIや核医学検査を行い,診断を確かなものにしていく必要があると思われた.また,鑑別診断として,憩室炎やbacterial translocationなども考えられた.
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