Predictors of Discharge to Home after Acute Stroke in Bedside Evaluation

2010 
〔目的〕急性期脳卒中を発症後介入初日にベッド上評価から自宅か転院かの転帰に及ぼす要因の分析と年齢による影響因子の違いを検討する。〔対象〕2007年1~6月までに脳卒中診療科に入院・リハビリテーションを行った112例。〔方法〕75歳未満60例(A群)と75歳以上51例(B群)に分類した。意識レベル,手指伸展の可否,食形態,Barthel Indexの食事・整容項目をベッド臥床にて評価し,転帰への影響の強さを年齢別に検討した。〔結果〕転帰への影響因子は,A群は手指伸展の可否(回帰係数=0.513),食形態(回帰係数=0.305)が影響因子であった。B群では手指伸展の可否のみが影響因子(回帰係数=0.348)であった。A群は有意に自宅退院が多かった。〔結語〕A群では手指伸展の可否,食形態が,B群では手指伸展の可否が影響因子で,年齢層により影響因子とその強度に差を認めた。以上から,介入初日ベッド上での手指伸展の可否・食形態・年齢が脳卒中発症早期の転帰を決定する上で重要な役割を果たしていることが示唆された。
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