Placement of cuffed tunneled dual-lumen catheters for children treated with the long-term extracorporeal blood purification

2010 
カテーテルの出口部が下方を向く挿入・固定法だった1999年から2004年のA群 (6症例) と,カテーテルの出口部を耳介後部から垂直に上方に向けて挿入・固定した2005年から2009年のB群 (3症例) の2群に分け,当院で経験した15歳以下の症例に対する長期留置型バスキュラーアクセス (Vascular Access: VA) についてカテーテルトラブルの発生率・その内容・カテーテルの留置期間を中心に検討した。A群では1症例あたり平均37.7回,B群では21.3回の体外循環血液浄化療法 (Extracorporeal blood purification: EBP) が施行されていた。EBP施行期間の平均は,A群では87.5日間で,B群では61.0日間であった。A群では全例でEBPの中断を余儀なくされたのに対して,B群でのEBP中断症例は1例もなかった。B群では中断や入れ替えを必要とせずにEBPが可能であったことから,カテーテルの出口部を上方に向けて直線的に挿入・固定することで屈曲・閉塞を防ぎ,十分な血液流量を確保できたことがEBPの安全かつ確実な継続に繋がったと考えられた。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    4
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []